地方移住に迷ったら空き家バンクと自治体のWEBサイトで情報収集！！
そもそも空き家バンクとは何でしょう？それは、国土交通省が関与し構築・運営の支援をして立ち上げられた全国の空き家等情報を登録・発信する制度です。
同時に田舎に移住したい地域の事や支援の情報収集を考えるなら、自治体WEBサイトと並行して空き家バンクを活用してみてはいかがでしょうか。
海や山、自然に囲まれた環境。趣ある古民家や賃料格安の物件への移住はとても魅力的です。
最大の難関は自分に合った田舎（移住先）を見つける事。そして、その為にも移住先での住宅事情が大きく影響するのは言うまでもありません。
インターネットでは0円の物件情報を紹介するサービスもあります。しかし、無料譲渡を受ける場合には相応の知識が無いとリスクに気づく事も出来ないので、安易に飛びつくのは危険です。
それでは、移住を考え空き家や古民家の情報等を安心かつ確実に収集するにはどのような手段があるでしょうか。
確実なのは、移住を希望する地域や自治体が直接発信する情報を得る事が重要で、その手段の一つとして本ページでおすすめするのが空き家バンク制度です。自治体で空き家を紹介しているWEBサイトからの情報を元に失敗しない移住を計画しましょう。
自治体の運営する移住情報サイト・空き家バンクで探してみる
移住したいエリアが決まっている方は、既に情報収集に動かれているかも知れません。
しかし、具多的な地域の情報や手続きの方法、またここで取り上げている空き家バンクの情報は漏れなく収集出来ているでしょうか。
それ以前に自分の希望に近い地域はどこなのか、悩みは尽きませんし迷いも多い事だと思います。
現在全国の約7割の地方公共団体が空き家バンク制度を導入しています。
空き家バンク制度を導入する自治体は、多くの場合で独自の空き家情報サイトの運営も行っています。
そこでは実際の空き家の情報だけでなく、実際の申し込みに関わる使用申請方法や利用の流れが詳しく紹介され、同時に地域の生活環境や施設情報等も丁寧に掲載されている物が多くみられます。
空き家探しと移住は自治体の補助金・支援金と併用しよう
自治体で移住者の獲得に力をいれている場合、自治体が運営するサイトでは空き家バンクを通じて賃貸・購入できる物件の情報だけでなく、移住で受けられる支援制度等も詳しく紹介している場合が沢山あります
移住者支援の目的で立ち上げられたWEBサイトですから、その内容は就職や子育に関する物の他、各種補助金の紹介なども充実しています。
特に歓迎されるのは、子育て世代の一家移住である場合が多いですが、それだけではありません。
単身者やシニア世代に向けての提供も行っている自治体もあります。
そして、情報収集の中で気になる地域・物件が出て来たら実際に相談するのが成功への近道に他なりません。
田舎移住に迷ったら自治体の空き家バンク・移住支援情報サイトで探す
移住を考えた時の大きな問題の一つは住居ですよね。
そんな時に活用したいのが田舎の空き家。
空き家バンクとしての情報を公開しているのは該当する地方公共団体だけではありません。一般的に良く知られた民間企業のWEBサイトでも空き家バンクの情報データを公開、特別な手続きなく利用する事も出来ます。
移住に迷ったり悩んだりした場合には、空き家バンクだけでなく自治体の公開している移住者向けの支援サイトに公開されている情報が力強い味方となります。
なぜ自治体の移住情報サイトと空き家バンクを利用するのか
移住を検討する人の多くは、その土地に定住する事を考えているハズです。
そして、それは移住される方それぞれの事情によって大きく異なる物だと思います。子育て世代の移住とシニア世代の移住では求める物が全く違う訳ですから。
同じように移住者の受け入れを支援している各地の自治体も、選んでもらうための施策には特徴があります。
比率としては、子育て支援に重きを置いている自治体が多いですが、シニア世代の移住を歓迎し力を入れている自治体も沢山あります。
その為の支援内容、補助金や特典など様々なものがあります。
それら各自治体の特色は、それぞれの移住支援サイトに詳しく紹介されています。また、その移住支援サイトと組み合わせる形で空き家バンクの運営を行っている自治体が多いのです。
そんな自治体・地方公共団体が提供する空き家バンク・移住情報サイトのメリットとははなんでしょうか。
地方公共団体が提供する空き家・古民家・移住支援情報サイトのメリット
- 地域の詳細な情報が入手しやすい
→移住したい地域、住みたい田舎における詳細な情報が入手しやすいです。生活に必要な公共サービスだけでなく、気候や栽培される農産物の情報、既に移住された先人の生活の様子などをリポートしているコンテンツもよく見かけます。時には移住の失敗談なども聞けることでしょう。 - 具体的な移住支援内容が確認できる
→制度運用している組織と直接コンタクトをとる事が出来るので、より具体的な移住支援や空き家情報等が入手しやすいと言えます。また、各種補助金や支援制度の詳細も漏れなく確認できます。 - サイトの内容で地域の本気度が分かる
→田舎への移住は人生の中でも非常に大きな決断です。移住するなら、やはり歓迎される土地であって欲しいと考えるのは当然なことでしょう。移住情報や空き家バンクの情報を公開しているサイトの内容で地域の本気度が測れるかも知れませんね。 - 移住に必要な手続き・知りたい情報が分かりやすい
→市町村で運営される移住・空き家バンクのWEBサイトであれば、制度の利用と同時に必要な移住手続きや公共施設などの情報を入手する事が可能です。 - 悩みや迷いを気軽に相談できる
→実体験に基づいて、あなたが抱えている悩みや迷っている点もポイントを押さえた情報が公開されている事でしょう。WEBサイトで情報を得られなくても、質問窓口等から直接問い合わせる事も可能です。
利用上の注意・デメリット
- 情報更新が遅れている場合がある
→不動産サイトと異なり営利目的でない為、タイムリーな更新が滞っている場合があります。 - 不動産仲介は自治体が直接行う訳ではありません
→売買の手続き等では委託を受けた不動産事業者と交渉を行う事になりますので、条件面等で自治体が仲介に入る等はありません。 - サービスが使用されていない地域もある
→必ずしも全ての地方公共団体が利用している訳ではありませんし、全ての空き家が登録されている情報ではない事を理解しましょう。
地方公共団体の移住支援・空き家バンクのデータを検索する
空き家バンクの運営を行っている地方公共団体や自治体のＷＥＢサイトをデータベースとして活用いただけるよう公開しています。
情報は、都道府県、市町村別に各団体の運営するホームページにリンクしておりますので希望する地域の移住支援情報や空き家情報をご覧ください。
| 地方区分 | 都道府県名 |
|---|---|
| 北海道 | 北海道 |
| 東北 | 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県 |
| 関東 | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県 |
| 中部 | 新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県 |
| 近畿 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県 三重県 |
| 中国・四国 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県 |
| 九州・沖縄 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
移住者の実体験：迷いと悩みが見える移住先探し
地方自治体の移住支援サイトを訪問すると必ずと言って良いほど、実際に移住されてきた人達の体験談が紹介されています。
何年も掛け、迷っい悩んで移住先を決定された方の貴重な体験が公開されていたりします。なかには、移住当初の新たな生活での悩みやその解決の切欠が赤裸々と語られている物もありました。
当然、移住後の生活を楽しんでおられる方の言葉が多いのは言うまでもありませんが、移住を成功させたと感じるポイントに共感できるかどうかは、やはり大きな指標です。
は現在移住を検討されている方にとって、実体験を元にした経験者・利用者の言葉は本当に貴重な判断材料となる事でしょう。
失敗しない移住生活の為にも、自治体が公開している移住情報サイトのチェックや空き家バンクの活用が大きなポイントとなる事は間違いありません。